いつもながらの賭博騒動、真の巨悪は笑ってる

大相撲の野球賭博問題で、警視庁は6月19日、日本相撲協会野球賭博をしたと認めた親方や力士、床山らを対象に、一斉に事情聴取を始めたという。

この一連のニュースで、何か胡散臭くしっくりしないことがある。

賭博で金をまきあげられた大相撲関係者をまさに犯罪人として調べ上げる警視庁、犯罪人としてさらし者にするメディア。

では一方、元締め胴元の犯罪はどのように調べられているのか。賭ける者あれば、当然賭けさせる者がいる。どちらが罪が深いかといえば、賭けさせる元締め胴元なのだ。

これまで、類似した事件は幾度も生じているが、生贄にされるのはことごとく賭ける側で、賭博仕組みを作る黒幕は表にさらされない。

日本の警察は、多分黒幕との関係が測り知れなく深く、メディアも黒幕が怖くて取り上げられない。ひょっとしたらメディアも黒幕と言うに言われぬ関係があるのかもしれない。

まさに疑似正義の世界がこの島国には存在する。