悔しかったらもっと泣け Y選手よ

Rio五輪、女子レスリングで四連覇を狙ったY選手が金メダルを逸した。泣き崩れるY選手。Y選手自身金メダルを取るものと確信していた。周りも四連覇を疑っていなかった。

女子レスリングが五輪種目から外れるような話が持ち上がりY選手は五輪種目に認められるよう先頭に立って関係機関へ働きかけた。

五輪種目から外れれば四連覇は霧散、夢のまた夢となる。

決勝で敗れ、銀メダルが決定したとき、地元の人たちは、残念な気持ちを押し隠し、「よくやった、ありがとう」とY選手の健闘を讃えた。しかしそれは、どこか偽善臭い響きがあった。

私は敢えて言いたい。悔しいのは当たり前だ、泣け、もっと泣け。落ち込むところまで落ち込めばよい。

一流には一流の、三流には三流の苦しみがある。苦しみ自体にそれほどの違いはないし、誰しももう一度立ち上がってチャレンジする姿は感動を呼ぶだろう。Y選手、あなたは、きっと立ち上がってくると信じたい。

http://digital.asahi.com/articles/photo/AS20160820000394.html